masun_tan’s diary

深い事を語りたいブログ

恋愛小説Part2

 

それから、屈託のない17歳と既に就職していた

19歳との恋愛が始まった

 

高校2年の夏

彼女は学校のカリキュラムの一貫で

交換留学生として

カナダへの短期ホームステイに参加した

 

彼女は彼に一旦別れを告げた

『ホームステイに行くから

また機会があったらね!』

 

彼は言った

『帰ってくるの待ってるよ!』

 

17歳の少女にとってはこれまで

無数の片思いや、憧れを抱いた異性は居たが

自身の’生活圏'にまで侵入してくる

異性は彼が初めてだった。

 

帰国後

彼女は

友達に会えるのも

彼に会えるのも

とても

楽しみにしていた。

 

彼の方も

彼女の事を待っていた。

 

やがて17歳の少女は

大人への階段を登り始める

 

学校が終わると

必ず彼が家にやってくる

 

彼女の残りの高校生活は

彼との時間になっていた。

 

進路を考えなければいけない時期‥

彼女の中には

ずっと前から夢があった‥

地元を離れて

都会に出る。

 

いつからその夢が湧いて来たのかは

定かではない‥

 

ただただ

心の中はキラキラした夢に

覆われていた

 

高校三年生の冬の頃

当時出張が頻繁だった

父親と共に

専門学校の下見に行った。

 

当時は

自分の職業や具体的な

生活を考えるには

乏し過ぎる幼稚な心を持っていた。

 

なぜその様な

幼稚な欠落的な心だったのかは

彼女の両親からの教えに

通ずる事が

彼女のその後の人生で

顕になってくる

 

下見に行く日

彼女は、心の中で

『ごめんね‥行ってくるね』.

彼にそう呟いていた‥

 

進路の話になると

彼は『地元の短大に行って欲しい』

それを訴えていた

 

その気持ちを受け止めては居たが

彼女の夢は消えなかった‥

 

続く